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大きな魚や果物、野菜摂取量は静脈血栓塞栓症の発症率の低下に関連する血栓塞栓症病因の経時的調査

「大きな魚や果物、野菜摂取量は静脈血栓塞栓症の発症率の低下に関連する血栓塞栓症病因の経時的調査」

サマリー部分の日本語訳です。賛助会員の方の日本語訳を修正したものですので他への転載はできません。ご容赦下さい。

(Steffen LM, Circulation. 2007; 115:188-195)

背景:深部静脈血栓症または肺塞栓(VTE)の発症における食事摂取の役割についてはほとんど知られていない。ホモシステイン、第Ⅷ因子、およびフォンビルブランド因子レベル等のVTEの危険因子は食餌摂取の量に影響を受ける。著者らは、ビタミンBおよびオメガ3脂肪酸が豊富な食品はVTEの発生率と負の関連性があり、肉摂取はVTEの発生率と正の相関があるという仮説を検証した。

方法と結果:12年間の前向き研究では、アテローム性動脈硬化症のリスク研究に参加している14,962人の中高年成人の群でVTE発症インシデントの追跡調査を行った。追跡調査では、すべての入院を同定し、そしてVTEで入院した196人は、カルテレビューによって検証した。食物頻度質問票は、質問初回と6年後で食餌摂取を評価した。

人口統計、生活習慣要因、体格指数、糖尿病等のVTE発症危険率を、西洋の食生活における主要な食品群の中で選択された栄養素の個別のハザード分析を行い、95%信頼区間において 果物と野菜の摂取量による発生率が、全食品における発症率1.0(参照)に対し、人口統計群では0.73(1.11から0.48)、生活習慣要因群では0.57(0.90から0.37)、体格指数群0.47(0.77から0.29)、糖尿病群で0.59(0.36 0.99)と低下しており(Ptrend≧0.03)有意差があった。 1週間に1回またはそれ以上の魚を摂取することは、VTEの発生率が、すべての群で、30%〜45%低い。 赤および加工食肉摂取量のVTEのハザード比は、食品全体の発症率を1.0とすると,人口統計群では1.24(0.78から1.98)、生活習慣要因群では1.21(0.74から1.98)、体格指数群では1.09(0.64から1.87)および糖尿病においては2.01(1.15から3.53)と高く、有意差を認めた(Ptrend= 0.02)。 ハザード比は、第VIIc因子および第VIIIc因子およびvon Willebrand因子の調整後にわずかに減弱した。

結論:野菜や魚の多い食事や、赤色および加工肉の少ない食事は、VTE発生率の低下と関連している。

 10月13日は世界血栓症デー

毎年、様々なイベントが行われています。 国際血栓止血学会のホームページはこちら(英語です)。当協会はPartnerとなっています. 日本では日本血栓止血学会が世界血栓症デーの近くで市民公開講座などを毎年全国で開催しています.

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