Japanese Thrombosis Association | とらえにくい"静脈血栓塞栓症"という病気の医療者と市民代表として犠牲者と後遺症を減らすため活動中

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血栓症、特に静脈血栓塞栓症へのご理解のお願い

日本血栓症協会は2014年5月1日特定非営利活動(NPO)法人として発足しました。血栓症のうち、静脈血栓塞栓症は以前日本人にはあまり起こりませんでしたが、生活の洋式化あるいは食習慣の変化が関与してか、近年徐々に増加しています。最も重要な予防は、積極的な運動および長期間安静臥床とならないように心がけることが重要です。 予防の段階では医療機関で啓発活動を行うより、市民の集まりで積極的に試みる方が効果が高いと考えます。静脈血栓症に興味のある方、自身やご家族が治療を受けられている方が主体的に参加して頂く事により、血栓症を防ぐ、あるいは治療の効果を高めるための行動を共に行えます。 まずは簡単なことから、日々の健康管理やウォーキングからです。ひとりで難しければみんなで助け合いましょう。将来的には当会でウォーキングの会を企画するのもよいと思います。下記に予防方法について概説します。

静脈血栓症の予防 : 医療機器と薬を使った予防の啓発

静脈血栓塞栓症のうち、深部静脈血栓症は弾性ストッキング(医薬品医療機器総合機構に認可された、強い圧迫圧のあるくつ下)や間欠的空気圧迫法(医薬品医療機器総合機構に認可された、空気カフで圧迫し血流を改善するための医療機器)を用いることで予防を行うことが出来ます。予防効果は積極的な運動と早期離床(病から回復し早くベッドから離れること)と抗凝固薬による予防に次いでとされています。また、様々な予防方法がありますが、全ての病気で効果が確かめられているわけではありません。

弾性ストッキングや間欠的空気圧迫法 : 理学的方法による静脈血栓症の予防

血栓症の予防に用いられる弾性ストッキングは、比較的圧力の低いものが選ばれます。最近は手術を受けるときに静脈血栓塞栓症を予防する目的で多くの方が着用しているので、病院で先に穴の開いた白いくつ下を着用している患者さんを見かけられた方も多いと思います。この弾性ストッキングは、着用することで静脈の中にある血液を心臓へ向かって押し戻すことにより血の巡りを改善します。ただし血栓症になりやすい期間を通して着用しなければ十分な効果を得ることは出来ません。すなわち歩けるようになったからといって、すぐに外すのは良くない場合があるので、現場のスタッフに相談して下さい。

抗凝固薬(血の固まりすぎを弱める薬) : 抗凝固薬による静脈血栓症の予防

血栓症の予防に用いられる抗凝固薬は、弾性ストッキングなどの理学的な予防方法に比べて効果が高いと言われています。命に関わる静脈血栓症を最も減らすと言われていますが、適切な予防効果以上に強い効果が発現すると、血が固まらない事による出血などの症状が出ることがあります。一度起こってしまうと修復できないこともあるので慎重な使用が必要です。  


経験(病例)の紹介

江原幸一さんの経験談 私の妻は長女を帝王切開で出産した翌日に初めてトイレに行ったときに肺塞栓症を発症しました。肺塞栓症の診断までに1時間を要しました。今は手術後に胸の痛みや意識がなくなったときは肺塞栓症を疑うことになっていますが、当 時は診断までにかなり時間がかかっていました。診断ができないと治療ができないということも聞きました。妻は発症後意識不明のまま、53日間闘病しましたが天国に旅立ちました。その当時は肺塞栓症予防の保険適用はなく、早期離 床の対応のみで、弾性ストッキングなどの予防処置はされていませんでした。肺塞栓症は誰でも起こりうると聞いています。実際にスポーツ選手も発症しています。入院した時や長時間の移動など、長時間動かない状態を強いられる場 合は必ず予防を心がけてください。水分補給、体操、場合によっては薬による予防もありますので、患者自らが医師に肺塞栓症の予防についてお尋ねください。 肺塞栓症・深部静脈血栓症友の会URL  


患者会紹介

日本血栓症協会では患者会「肺塞栓症・深部静脈血栓症友の会」と連携して活動を行っています。協会の賛助会員に登録されました場合には友の会からもご案内を差し上げすので、ご了承頂きますようお願い申し上げます。患者会「肺塞栓症・深部静脈血栓症友の会」代表は当協会の江原理事が運営しています。


関連イベント

医療関係者以外も参加可能なイベントがあります。主に専門家向きの内容になりますが、一般の方も医療をよくするために参加し協力されています。あなたも参加して協力してみませんか。例えば医療安全全国共同行動による医療安全全国フォーラムが企画されています。2016年11月18日です。詳細はこちらから閲覧して下さい。 国際血栓止血学会よりの提案で「世界血栓症デー」が創設されました。10月13日に毎年、世界中で様々なイベントが行われます。日本でも日本血栓止血学会が企画し東京で2016年10月10日に市民公開講座が予定されています。その他、血管疾患をともに考える会では動脈硬化に関連するイベントを企画されています。2016年10月16日大阪の大阪市中央公会堂で開催する予定です。プログラムはこちらからダウンロードして下さい。


東日本大震災の支援のため

震災の被災地では状況はよくなっていますが、現在でも静脈血栓塞栓症を発症している方がいらっしゃいます。 2014年10月13日岩手県で「世界血栓症デー」に呼応して行われるエコノミークラス症候群予防検診が行われます。当協会も現地活動を支援しています。支援活動に現地協力や寄付のご支援頂ける場合はこちらにご連絡をお願い申し上げます。

医師やその他の医療関係者により構成されていますが 現在のVTE検診活動はボランティアで行われています。

VTE検診は、下肢のむくみや痛みを訴えている方などのハイリスク症例を選び出し、静脈エコー検査、凝固線溶検査などを行い、VTEと診断されたときは重症例は専門医療機関への移送、強い症状のある方は診療所での対応、軽症例では弾性ストッキングによる圧迫療法を勧めています。特に弾性ストッキングは着用指導も併せて行っています。地域によってそれぞれ検診を行う担当者の方が異なるため、日本血栓症協会では随時支援策を考え対応しています。

検診活動を継続するためのお願い

検診活動をボランティアで行うとしても長期となると困難を生じます。検診に必要な医療機器や消耗品、専門チームの宿泊先や交通費など、日本血栓症協会ではこれらの部分で支援を行うことで、VTE検診活動が長期に継続できるように支援を行いたいと考えています。ご寄付をお願いできる場合はご検討頂けませんでしょうか。宜しくお願い致します。


ご支援のお願い

日本血栓症協会は、静脈血栓塞栓症というわかりにくい病気を市民・患者と家族の方に何らかの形で広報し、病気にならないように予防することを目的として結成されました。また、すでに発症していても今からでも出来ることがあるはずです。日本血栓症協会は市民公開講座などを通して正しい知識をお伝えし、医療関係者と市民が共に社会への役割を果たしていきたいと思います。日本血栓症協会は、治療や予防を希望する患者さんが前向きに参加して頂ける組織作りを行っています。支援の仕方には下記のようにいろいろな方法があります。

賛助会員のご登録

日本血栓症協会では、患者さんや市民の方に情報提供および共同の活動を行う予定です。一緒に活動してみませんか。手続きは賛助会員の申し込み受付からお願いいたします。

あなたが企画しているイベントを支援します

日本血栓症協会は患者さんや市民の会がイベントを行う際の援助を求めるときに、何らかの形で支援を行います。イベントを何らかの方法でサポートさせて頂くことで日本血栓症協会の活動を広報させて頂く事が出来ます。ご相談はこちらからお願いいたします。

寄付のお願い

日本血栓症協会は個人寄付を受け入れています。あなたや家族の記念日や思い出に対し寄付を行いませんか。日本血栓症協会はご寄付により血栓症の予防や治療、啓発活動を行っています。


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